師の踊りに対する一途で深い愛情は私を感嘆させ、そしてそれは尊敬・信頼へと変化してまいりました。踊りを観ていただければお解かりいただけると 思いますが、観ているものを優しく包みそれでいて男性ならではのダイナミックさ、大地のエネルギーを吸収しながら踏み込む力強いステップ。どれをとって もそれらは天性のものと思われ、まさに踊るために生まれてきた人なのだと感じさせられます。また、踊り以外のでの人柄は大変親しみやすくユーモアに溢れ、まるで生きたガネーシャ神のようであります。
師の惜しみなく与えてくださる愛情が、わたくしを前進させてくださったと感じ、歓びと感謝の心をこめて今回の来日公演の運びとなりました。どうぞ宜しくお願い申し上げます。
南インド・チェンナイ(旧マドラス)にて、ダンサーおよび振付家として活躍中。多くの賞を受賞しており、中でも2002年受賞のタイトル名「ナダナ マーマニ」は栄誉ある賞であり、男性ダンサー初の受賞であることでも注目されている。
また、舞踊学校「ヌリッティヤ ラクシャナ」を主催し、ダンサーの育成にも力を注いでいる。現在活動中のダンサーへの振り付けを手がけていることでも評価を得ている。アメリカ・カナダ・ドイツ・フランスなど、海外公演も多い。
A.LAKSHMAN