~第6回「ヌリッティヤ ラクシャナ ジャパン」発表会~
バラタナティヤムは南インドタミルナードゥ州の古典舞踊です。インド四大舞踊のうち最も古く、10世紀ごろ祈りの舞踊としてヒンドゥー寺院から発祥し、広く踊られていました。ヒンドゥー寺院に仕える巫女の踊りと言われております。ヒンドゥー教信仰による精 神性、厳しい歴史背景から生まれた力強さ、足のステップから感じる広大な大地のエネルギー。世界的にも技術的・精神的に高度な舞踊として知られてお ります。インド舞踊は私たちの生命力を開花させてくれます。厳格な型をはじめ指先、目の動きまで全神経を研ぎ澄まし踊られる「ヌリッタ」と呼ばれる身 体表現と、「アビナヤ」と呼ばれ感情を隆起させ演じられるヒンドゥー神話は「静」と「動」すなわち陰と陽であり宇宙のごとく広がりをみせます。