A.ラクシュマン&山元彩子リサイタル

Budhayati 2 〜目覚めの瞬間〜

第二部 ブッダ (第3幕)

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うららかな陽の光が満ちあふれ、色とりどりに木々の茂る楽園で、夫人が 木のひと枝をとろうと延ばした右手が小枝にふれるやいなや、その右腕からブッダが生まれました。

幼子はまばゆいばかりに輝き、7歩歩いて右手を挙げ、左手を下げて「天上天下唯我独尊(てんじょうてんかゆいがどくそん)」と大声で言ったといわれていま す。この言葉の解釈には、人は誰も皆この世でただ一人の尊い存在なのだ、あるいは、私はいつの日か最上の者となろうなど諸説あり、論争の的なのだそうで す。やがて天から冷たい水と暖かい水の、清らかな二筋の流れが、幼子の頭に注がれました。大地は風に揺らぐ船のように揺れ動き、雲1つない天から香しい青 と赤の雨が降り注ぎまた。さわやかな風と輝く陽の光、燃える火は美しい炎をあげました。清らかな水をたたえた泉がわき起こり、人々はその泉で沐浴をし、動 物たちは傷つけ合うことをやめ、病に苦しんでいた人々はみな癒されました。五穀は豊かに実り、国は平和で富み栄え、すべてが成就しました。
シッダルタという名には「成就」という意味があるのです。

さて、ここはスッドーダナ王のお城です。マヤ婦人は生まれたばかりの幼子を連れて、王のもとに帰ってきました。なんと美しい子だろう。満月のように光り輝 く顔、蓮のような目、愛らしい唇。この笑顔は全ての人を魅了せずにはおかない。天からの贈り物だ。私はなんと幸せなものだろうか。

さあ、王様を見てください。夢中です。

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